2018/08

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ここ数日、真夜中からの青春(音楽以外の金稼ぎ)が続いた。

仕事内容は相変わらずの運送業務だ。


俺の青春先では真夜中のシフトの他に、早朝から夕方までといったシフトがあるのだが、この真夜中のシフトは昼夜逆転な上に、朝からのシフトより余計に力を使う作業が多い。


私事ながら、最近この労働の負荷によって筋肉がついてきたのだが、細目の体が若干細目になった程度のしょせん付け焼き刃の筋肉。

一定以上の力作業になるとまるで歯が立たず、自分のあまりの非力さに逃げ出したくなる事もしばしばだ。


特に、ある歓楽街での作業。

高さは背丈ほど、幅は両手を広げた大きさの箱形の台車を、一枚一枚微妙に浮き沈みのあるタイル張りでガタガタの歩道を50メートル近く押して、中に積み込んだ品物を納品先まで届けるといった内容だ。


そしてこの歩道。足場が悪い上に、車道の方に向かって下がるように傾斜がついていて、進めば進むほど台車がどんどんそちらへ流れて、最後は車道に出ていって危険なのだ。


そうならないように(歓楽街ゆえ深夜にも関わらず人通りも多いので、タクシーも頻繁に通る)、台車より車道側に立ち、押さえながら移動しなくてはならない。


これが、力のない自分にはなかなか難しく、ちょっと油断すると抑えがきかなくなり、あれよあれよと車道の方に流れ、歩道際でなんとか踏ん張って食い止めるといった具合になる。


俺「ゼー…ハー…、チキショー…、まったく力がない…、上手くできないぜ…、ゼー…ハー…」


この作業中、息を上げながら自暴自棄な気持ちで、何度空を仰いだ事か。


そんな中、先日の出来事。


いつもと変わらず、車道側へ流れ出した台車をなんとか歩道際ギリギリで食い止めていた、その時。


その台車へふと、人が触れるような気配がした。


そちらを見ると、25〜30歳ぐらいの、通りすがりのほろ酔いの女性が台車に触れ、こちらへ向かって微笑んでいる。


そして次の瞬間、俺に向かって一言こうつぶやいたのだ。

 

「頑張って(ハートマーク)」


そう言い残し、その場を立ち去る彼女。

つけていた香水の香がフワッと漂う。


俺「あ。は、はは…、はい!(トキメキ)」


その女性の後ろ姿をしばらく見つめたあと、俺は空を仰ぎ、こう思った。



「うーん、非力なのも悪くないな」



運命

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阿野運命

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